2008年8月31日日曜日

オリエンテーション4日目-Career Development Programme

オリエンテーションは、Career Development Programmeの紹介で締めくくられました。ビジネススクールのひとつの大事なミッションは、「キャリア支援」であることを再確認しました。

<オリエンテーション4日目のスケジュール>

10:30
レセプションで9月に使うコース資料を受け取る

11:30-12:30
IT、ポータルサイト、図書館など各種施設の説明

13:30-14:30
Career Services Presentation, Daine Morgan, Director, Career Services
LBSのキャリアサービスという部門が、キャリア支援を行ってくれる。そのディレクターによるプレゼン

15:00-15:45
Quiz
キャリアサービスに関するクイズを少しばかり。その後、1年上の学生の就職活動の体験談を聞く。(MBAでは、1年目でだいたい就職活動が終了するのです。1年目の夏(すなわち来年)にインターンシップをして、そこから内定をもらうというのが一般的です)

16:00-16:45
Career Strategy
10人ぐらいのグループに分かれて、各自自己紹介および、自分のキャリアについてディスカッション

その後、17:00ころから近くのパブでクラスメイトと話したのち、コンサルティングに興味があるというクラスメイトの自宅でディナーをいただく。彼は、戦略コンサルティングに興味があるらしく、自分の経験や、採用面接でのポイントなどを話す。

そうこうしているうちに、もう一人ジョインしてきて、またキャリア談義をする。彼は、今まで、プライベートエクイティ、NGO、政治団体などで働いてきているものの、次をどうするか迷っている。やはり、キャリアに関する悩みはつきないものです。どんな職業でもアップサイドとダウンサイドがある。インベストバンキングがもういやだから、転職したいと思っている人もいれば、インベストバンキングに転職したいと言う人もいる。

どんなキャリアを築いていくのか?ある人にとってはとても簡単なのかもしれませんが、多くの人にとっては、そう簡単に答えがでないのではないでしょうか。でも、普通に暮らしていると、なかなか落ち着いて考える時間がないものです。

私の場合、コンサルティングが好きなので、今の会社に戻るつもりですが、クラスメイトと大いにディスカッションをしながら、長期的なキャリアについて、もう一度考えるいい機会だと思っています。

そして、LBSのCareer Servicesがどんなサービスを提供するのか、そのあたりも色々みておこうと思います。日本ですと、人材紹介会社や、ヘッドハンティングはありますが、中立的な立場で、キャリア支援をする機関はあまり聞いたことがないので、このCareer Servicesに興味津々です。

2008年8月30日土曜日

オリエンテーション3日目-野外アクティビティ

この日は、眠い目をこすりながら、学校の前に早朝6時45分集合。ロンドンの西の方へバスで移動すること1時間半で、野外アクティビティを行う場所に到着です。


これから1年間、苦楽をともにするスタディ・グループの面々と野外アクティビティをすることで、チームビルディングを行うというものです。実際にチームで活動をすることで、チームメンバーとの距離がぐっと縮まりました。それに、アクティビティがけっこう楽しかったです-オリエンテーションの中で一番おもしろかったと思います。何をしたのか?4つのアクティビティを朝から夕方まで行いました。どんなアクティビティだったのか?どんな学びがあったのか?そのあたりを少し書いておきたいと思います。



まずは、ウォールクライミング!私にとっては初めての経験でしたが、無事上ることができました!この何がチームビルディングなのか?何が学びだったのか?疑問に思うかもしれません。

じつは、チームの一人の女性は、途中で怖くなって、上まで登らずに降りてきたのですが、その後、みんなが上に登っていくのをみるにつけて、その女性がぽろっと、「私も上まで登ればよかった」という。すかさず、インストラクターが、「じゃあ、登ってみる?」と声をかける。周りのみんなも、「もう一回チャレンジしてみなよ!」と声をかける。そして、その女性は、おそるおそるもう一度登ることを決意するわけです。

そして、もう一度、その女性はウォールクライミングにチャレンジ!もう一人の女性とペアで登ることになりました。みんなが見守る中、徐々に登っていく。二人の女性はお互いに励まし合いながら登っていく。途中、立ち往生すれば、下にいるみんながアドバイスをしていく。インストラクターも下から「何がしたいんだっけ?」と声をかけ、「上まで登りたい」と答える-そうゴールを確認させているのです。




で、二人とも無事上まで登頂!拍手がわき起こる。

はじめは、「できない!」と思っていても、チーム・ダイナミクスが働いて、「できる!」ようになったわけです。これは本当におもしろいことだと思います。じつは、ウォールクライミングはすごく安全なんです。仮にウォールから滑っても、ロープが体についているから、ただ宙づりになるだけ。別に落ちることもないわけです。インストラクターのサポートもあるし、チームメンバーは下から励ましてくれる。すべてのサポートはあるわけです。では何が「できない」と「できる」を隔ていたのでしょうか?

そう、つまるところは、その人の「心の壁」なんです。もう「できない!」と思うから、できない。「できる!」と思えばできる。心の持ちようで、結果は天と地ほどの差が出てくるまさに好例なわけです。

今の自分に置き換えれば、LBSという心強いサポートがある。別に失敗しても、キャリアに傷つくことはない。キャリアサービスも提供されれば、必要なスキルも伝授される。ウォールクライミングと全く同じです。ようは何かを成し遂げられると思うかどうか、その心の持ちようで、キャリアも大きく変わってくることを学んだわけです。知らぬ間に「心の壁」を作ってしまうものです。それを取り払うことで、また新しい世界が広がってくる。そんなことをこのウォールクライミングから学びました。

こんなアクティビティをそのほかに、3,4つ行い、どれも楽しいものでした。今までやったことがないアスレチックをやらされて、ちょっとはじめはこわいけど、終わってみるととても、いい思い出になるという感じです。自分の「Comfort Zone」を抜け出すことで、また新しい世界が見えてきて、じつはその新しい世界はとても楽しいことに気づくわけです。だから、MBAコースでは、自分の「Comfort Zone」を抜け出してみようよ!というのも、もう一つのメッセージなのだと思います。

こんな学びをすると同時に、新しいクラスメイトに次々と出会う。そして、みんな多様なバックグランドを持っている。たとえば、私のスタディ・グループでいえば、ペルーでピザ・レストランチェーンや、ナイト・クラブを起業している人がいるかと思えば、グーグルやダブル・クリックなどのIT企業で技術者として活躍する人もいる。もちろん、PE、インベストバンカー出身者もいるわけです。人に出会うたびに、違うキャリアがある。そして、いろんなオプションの可能性にあることに気づきま

だから、もう少し目線を引いて、より広いオプションの中から、自分で決めつけた「Comfort Zone」を取り払って、今後のキャリアを考えていくのもありだなあと思うわけです。まだ始まって、1週間もたっていませんが、大きな揺さ振りを受けている感じがします。

最後はバーベキュー!



その後、帰途につくのでした。家に帰ると、体を動かしたので心地よい疲労感を感じながら、すぐ眠りに落ちたのでした。

2008年8月27日水曜日

オリエンテーション2日目

会場は昨日と同じくで、LBSの近くにあるクリケット場併設のホールでオリエンテーションです。



<オリエンテーション2日目のスケジュール>



9:15-9:45

朝食

コーヒー、紅茶、パン、果物



9:45-10:45

「どうすればスタディグループがうまくいくか」margaret Ormiston准教授



とても若い、きりっとした眼鏡をかけた、いかにもワーキングウーマンという感じのOrmiston氏が登場し、スタディグループの成功指南をしてくれました。



この1年間のほとんどのすべての科目を6人程度の固定メンバーでワークをこなすことになります。オリエンテーションにこのようなお題目が入っているということは、毎年いかにうまくいかないスタディグループが出てくるかを物語っています。



手元にあるWelcome Packの資料に、FAQ(よくある質問)があります。



「グループはどうやって作られるのですか?」 普通の質問ですよね。

「グループを変えることはできますか?」 こういう風に思う事態がでる可能性もあるのか・・・

「チームがバラバラになったら、解散してもいいですか?」 ・・・・・・・・これ、FAQ(よくある質問)?



実際、マーガレット氏は昨年のクラスからのコメントをいくつか紹介。「最高だった!最高の友達ができた!」というコメントがある一方で、「チームのダイバーシティは全く役に立たず、私のグループは全く機能しなかった」という声も紹介されました。



私の所属しているステディグループの出身地は、US、コロンビア、スペイン、シンガポール、ロシア、そして日本。日本人同士でも、意見がまとまらないことが多いことを考えると、ばらばらの国籍メンバーが集まったチームとしてひとつのアウトプットを出すのは苦労が伴うわけで、これが「学び」というわけです。



Diversityのあるチームでワークをすることによって、MBAのいくつかの科目を生き生きと学ばせる意図もあります。組織行動論で学ぶ内容は、即生かせるようです。やはり実践の場があっての学びだと思います。さあ、我がグループはどうなることか!



10:45-11:15

休憩



11:15-12:30

Introduction to Learining from Cases, Juloian Birkinshaw教授

ショートケースをやりながら、ケーススタディとは?について紹介



13:00-14:30

ランチ



14:30-14:45

MBA Marketing and Admissions Teamの紹介、David Simpson

このチームは、LBSのマーケティング、アプリケーションの審査などを担っています。私もアプリケーション提出前、入学前、そして今も、色々とお世話になっているチームです。



14:45-15:00

MBA Programme Management Teamの紹介、Ruth Allen



15:00-16:00

卒業生によるパネル・ディスカッション

どうやってインターン先を見つけるのか、就職先はどうやったら見つけられるのか、などのトピックが展開されていました。やはり、MBAの目的は、アカデミズムではなく、いい就職先の斡旋サポートの場でもあるのだと改めて認識しました。

印象に残ったコメント。「君たちにとって全く新しいことに挑戦しなさい。失敗してもリスクフリー。失敗したら、逆に周りが助けてくれるんだから」



16:00-16:45

Student Association(いわゆる生徒会というやつでしょうか)の紹介, John rainey



16:45-17:00

Closing Remarks

最後に、この2日間でとったスナップショットが、QUEENの軽快なナンバーとともに流されて、2日目のオリエンテーションの幕が閉じられました。

















17:15-18:00

クリケット場見学ツアー

すでにクリケット好きのインド人と見学済みだったので、これはパス―それにしても、クリケットはUK、インド、オーストラリアなどでは、ものすごい人気です。


今日の後半は、だんだんと疲れてきてしまいましたが、LBS側は非常に熱心だと感心しました。LBSのMBA Programme Management Teamの一人が言っていた言葉。


「あなたたちの成功は、London Business Schoolの成功。逆も真なり」


たしかにそうだなあと思いました。われわれが成功することによって、LBSの評判もあがる。LBSがいい学校になれば、われわれの学歴がよくなる、というわけです。これが、LBSがとてもわれわれの成功に対して熱心な理由なんだと気づきます。 これは日本の大学や大学院ではあまり感じなかった感覚です。。学生のミッションと学校のミッションのベクトルを合わせることがひとつの鍵ですね。

2008年8月26日火曜日

Just Started! オリエンテーション初日

今日からMBA2010 Orientation Programmeが始まりました。学校をよく知り、そしてクラスメイトと仲良くなる機会が数多く提供されます。早速今日も、朝から晩まで、クラスメイトと一緒に過ごし、急速に世界中に知り合いが増えてきています。一日中、まさに英語漬けで、それはそれで疲れますが、エクサイティングな経験です!



<初日のスケジュール>




8:00-9:00

各種書類の受け取り

ダイニングルームで紅茶/コーヒー






9:00-9:30

ストリーム別に全員簡単な自己紹介






9:30-10:30

集合写真の撮影













10:30-11:30

LBS近くのクリケット場へ2階建てバスで移動
クリケット場併設の施設で各種プレゼンテーション



11:30-11:45

Sabine Vinck (Associate Dean, MBA & Finance Programmes )の挨拶



11:45-12:30

Gareth Howells (MBA Programme Director)の挨拶










12:30-14:00

立食ランチ-クラスメイトとTalk, talk andk talk !



14:00-15:30

Mr. Mohan Mohanの挨拶―P&Gのお偉い方だそうです

70歳近くとは思えないほど、迫力のあるプレゼンでした。



15:00-18:00

Intarnational Citizen Game

各国別にチームを分けて、自国を2分でみんなにプレゼンするというもの。お題は、1.みんなが知らないと思われる自国の特徴を3つ、2.自国民とつきあうためのHot Tipsの二つでした。全チームを消化するのにすごい時間がかかりましたが、お国柄がみえて、とてもおもしろかったです。みんながMinorityで60カ国から学生が集まっているからできるゲームですね!Japan Teamのプレゼン内容は、「丁寧すぎる―電話越しでもお辞儀をする!」「物事を直接的に言わない」「きれいずき」「居眠り好き―だから授業中寝てても起こらないでね」がお題その1.お題その2は、「ゆっくりしゃべって!―日本人5人中3人がPre-MBA English Courseに通っているように、英語が苦手なのさ」、「注意深く我々の発言を聞いてね―間接的だからね」。何カ所かで笑ってもらえたのでよしとしましょう。



19:00-22:00

ディナー

Grilled Marinated Salmon, roast Breast of Free Range Chicken with Wild Mushrooms, Passion Fruit Cheese Cake







22:00-

パブ(これはパス)



Garethのプレゼン中に、今年のMBA2010の特徴が少し発表されていたので、参考までにメモしておきます。


  • クラスサイズ 320人

  • 年齢 23歳―34歳(平均29歳)

  • 国籍 60カ国

  • 職歴 2-12年(平均5.6年)

  • GMAT 694点

ここ最近の若年傾向にあるビジネススクールに比べると、平均年齢29歳ということで、けっこう高めの年齢です。クラスメイトをみてみても、非常にMatureな人が多いのを感じます。これはこの学校のひとつの特徴でしょう。私がまさに望んでいた環境です!また、GMATの点数も上がってきたとも言っていました。 インド人、中国人が平均点を押し上げています!



320にを4つのストリーム(日本で言うクラス)に分けて、授業を受けていきます。ストリーム内で、6人ほどのStudy goupで、日々の授業の準備などをすることになります。私は、ストリームD、Study groupは、D5となりました。



来年は、もう一つストリームを増やすといっていましたので、400人ほどの学年になりそうです。来年LBSを受験される方にとっては朗報ではないでしょうか。数年後には、さらに講堂などのキャンパスを追加建設するとも言っていました。どんどんプログラムも進化していくわけですね。

Notting Hill Carnival


"Held each August Bank Holiday since 1966, Notting Hill Carnival is the largest celebration of its kind in Europe.


Started as a local festival set up by the West Indian immigrants of the area it has now become a full-blooded Caribbean carnival, attracting millions of visitors from around the world. With scores of massive sound systems, many spectacular floats and, of course, the traditional steel drum bands, plus hundreds of stalls lining the streets this is probably London’s most exciting annual event and we’re here to give you the lowdown on every minute of it ..."


そうです、今日はこのNotting Hill Carnivalに行ってきました。100万人以上集まると言われているこのカーニバル、ここ数年負傷者を出しており、今年も出せばもう中止になるのだとか。
Notting Hillとその近隣地域がすべてお祭り会場と化していました。その中をパレードが、大爆音とともに行進する。その周りで、みなおもいおもいに踊っている、そんなお祭りでした。
LBSの仲間と行く予定でしたが、台湾人二人と私は、いきなり集団からはぐれ、3人で楽しむことに。15時早々に切り上げて、その後は、台湾人のひとり、Wayne家でゆっくりし、ジャージャー麺をごちそうになり、帰途に。


COUNT DOWN TO LONDON 2012



この週末のロンドンは賑わっていました。そもそも、8月のバケーションシーズンということで、多くの観光客が訪れるシーズンの上、2012年のロンドンオリンピックに向けたカウントダウンが始まったのでした。

北京オリンピックからロンドンオリンピックにバトンが渡ったことを祝して、バッキンガム宮殿の前で盛大なイベントが行われていました。久々にバッキンガム宮殿を見に行こうとしたら、人、人、人の嵐。何だろうと思ったら、このイベントだったわけです。バッキンガム宮殿の前のイベントの様子を、周辺の公園やトラファルガースクウェアでも巨大スクリーンで映し出していて、皆思い思いに楽しんでいるようでした。

"On 24th August the Olympic Games are ours"
"The party's over - so let's get THIS party started"
無料で配られていたTHE Sunからの抜粋ですが、ついに自分たちの番がきた!というニュアンスがよく伝わってきます。みなユニオンジャックの旗をかざして、とても誇らしげでした。

2012年のオリンピック誘致合戦では、ロンドン、パリ、マドリッドなどと熾烈な戦いをして、僅差でたしかロンドンが勝利しました。

しかし、ふと思うのが、なぜオリンピックを誘致したがるのでしょうか?

たしかに北京のような発展途上にある都市が開催する理由は分かる気がします。このトピックについては、中国人のJessicaが、英語研修の中でプレゼンしていましたっけ。ひとつには、オリンピックの開催を契機にしたインフラの整備があげられるでしょう。地下鉄、道路、バス、タクシーなどの公共機関がいい例でしょう。外国から人がきても、何不自由なく利用できるようにする。とても大事なことだと思います。

それから、世界からの注目を浴びるというのも、もう一つの効用でしょうか。今まで、発展途上として認知されていた都市から先進都市への仲間入りするための通過ポイントとでもいいましょうか。

しかし、すでに先進都市である、ロンドンが開催するメリットとは、いったい何なんでしょうか?すでに、知名度抜群のロンドン。すでにインフラも整っているロンドン。たしかに、一時的に公共工事は増えるかも知れませんが、やはり一時的にしか過ぎません。

先進都市がオリンピックを開催する理由に疑問が残る今日この頃です。

2008年8月25日月曜日

Pre-MBA Business English Course

あっという間に2週間の語学研修も終了です。さすがに2週間という短い期間では、英語の劇的な向上は望めないですが、多くのInternational Studentsとディスカッションをするとてもいい機会になりました。それに、本プログラムが始まる前に、多くの友人ができたのもとてもうれしいことです。

このクラスの出身地をあげてみましょう。ブラジル、ペルー、ブルガリア、コロンビア、イスラエル、スペイン、ウルグアイ、中国、台湾、韓国、そして日本。こんな風にして、書き出してみると、何ともインターナショナルだと思います。

普段ですと、あまり気にとめない国からの出身地と話すことになり、自分の世界に対する感度がいやでもあがります。なにしろ、世界のニュースが、即クラスメイトとの会話で使えるかもしれないのですから。これは自分にとって、とてもいいことだと思っています。

誰もマジョリティがいないクラス-いるとすれば、クラスに3名いた日本人-ですと、どこかお互いを尊重する雰囲気が感じられて、なんといいますか、居心地のよさを感じました。皆が自分たちがマイノリティだと自覚しているわけです。これが、International studentが集まって勉強するひとつのメリットなのではないかと思いました。とはいえ、南米出身者の英語はとてもアクセントがきつくリスニングに苦労しますが・・・。

Cardiffへの日帰り旅行

Cardiff Castle
Cardiff Castle
Castell Coch
ロンドンから西へ250Km、鉄道で2時間ほど行くと、ウェールズの首都であるカーディフにつきます。週末を利用して、MBAプログラムの日本人同級生と韓国人のChoiと行ってきました。街の風情はイギリスですが、すべての文字がウェールズ語と英語の二つで表記されていて、ああ、ウェールズなんだなあと感じることができます。

2008年8月14日木曜日

日本人合格者が減った!

今年は、日本人のビジネススクールの合格者数が大きく減少したといいます。アメリカのトップ校の事情を聞くと、日本人の合格者数は減ったと聞きます。またLBSのMBA Programmeの日本人は今年は私の知っている限りでは4人、昨年は8人ですから、単純に考えると半減したことになります。参考までにですが、さらにその前の年は6人、さらにその前は12人。やはり減少してきているのかもしれません。

その理由として、サブプライムショックによる影響がよくあげられます。UBS、メリルリンチ、シティなど蒼々たる外資系の金融機関が巨額の損失を出していますから、金融機関が人員縮小に動くと想像するのは難しくありません。

こういう状況の「逃げ場」として、ビジネススクールが使われるのです。リストラされていない人でも、今後の情勢を予知して、ビジネススクールを受験してみよう、となることでしょう。今年は金融機関出身の出願者が急に増えたせいで、日本人には不利になったと言われています。

じつは、私は、日本人のMBA受験者の層の薄さが露呈しただけ、と思っています。受験者数が少し増えただけで、がくっと日本人の合格者数が減るという減少。何とも脆弱な、と思わざるを得ません。

自分が会社から支援してもらっている身でありながら言うのも気が引けますが、とくに私費の受験者の層が薄いように思います。「日本人は、社費ばっかりだもんな~、日本は特別だよ」などと、クラスメイトに言われているくらいですから。その社費受験生も、昔は大量に企業派遣していた日本企業はここ最近は絞ってきていますから減少します。その上、海外では当たり前な私費で行こうという気概をもった受験生が少ないわけです。

もし、MBAホルダーがやはり、ビジネス界において何らかの影響力があるとするならば、少なからず、この状況に危機感を覚えます。また、世界における日本のプレゼンス低下の一因にならないかと危惧してしまいます。 MBAホルダー、またはそのネットワークがどの程度、インパクトをもつのかは、これから自分の目で確かめたいと思います。

そして、私がLBSで学ぶことによって、何らか意義あることを見いだすことができたとしたら、やはりそれを周りにも伝えて、「自分を受験してみよう」という人を増やすのも義務なのかもしれないと思う今日この頃です。この2年間、周りにその意義を語れるように、実りある充電期間にしたいと思います。

2008年8月13日水曜日

英単語はいくつあるのか?

今日の英語のクラスで、いったい英単語はいくつ覚えればいいのか?という話しがありました。

このクラスの先生Robinは、ロンドン大学傘下のKing's Collegeからきている先生で、さすが、Non-nativeを相手にしゃべるのに慣れているのか、抜群に英語が理解しやすい。なぜか?
  1. ゆっくりとしっかりと話す
  2. 難しい単語を使わない
  3. 主張が明快

だからなのでしょう。別に早口でしゃべる必要もないし、しゃべるときに小難しい単語を使う必要もない。あとは、何を言うかを明確にするなど、見習うべき点が大いにあって、聞いているだけでとても参考になります。

さて、話はもどって、英単語はいくつあるのか?答えは、Half a million だそうです。すなわち、50万単語。Robinは、それを言いたかったのではなくて、その中でも、いくつの単語を知らなければいけないのかを教えてくれました。みんな、単語を覚えなきゃ、覚えなきゃというけれど、具体的な目標がほしいでしょ、ということでした。

  • 大学の教授が使いこなす単語数12,000
  • BBCのドキュメントリー番組で使われる単語数10,000
  • International番組で使われる単語数7-9,000
  • Basicレベルで使われる単語数1,000-2,000

ビジネス界で活躍する君らは9,000単語くらいは覚えないとだめですよ、というのがメッセージでした。英単語は全部で50万語だけど、そのうちの7,000から9,000くらいまでならがんばればできるでしょう、と。がんばりますか!

いよいよ始まる雰囲気が出てきました



いよいよ学生生活が再び始まる雰囲気が出てきました。今週の月曜日に、学校からコースの案内などが書かれたWelcome Packや、キャンパスに入るためのIDカードを受け取りました。

London Business Schoolの入り口は、普通のアパートメントの入り口のようで、とてもがっかりしますが、そこを突き抜けて、反対側に出ると、よく写真でお見かけする、美しい白亜の殿堂に出会えます。

また、同じく月曜日から2週間の語学研修を受けています。たったの2週間で英語のレベルが劇的に上がるとは思いませんが、学校に通ったり、インターナショナルな学生とディスカッションをしたりと、地ならしにはぴったりのコースです。

そんなことをしながら、少しずつ、ロンドンの生活に慣れているところです。

そして、LBSのも新入生が学校生活に溶け込めるように、さまざまな企画(=飲み会?など)の予告をしてくれていまして、いったいいつに何に出席すればいいのか、だんだんと分からなくなりつつあります・・・。今、把握しているものとしては以下。

  • アパートをシェアするルームメイトを見つけるための飲み会@バーは、今毎日あるようです
  • 様々なコースの新学生(MBA、エグゼクティブMBA、ファイナンスコースなど)の顔合わせ会は、向こう2週間で、4回ほどでしょうか
  • さきほどInformalにみんなで集まりませんかという案内がLBS事務局からありました
  • 8月26日から4日間のオリエンテーションがあります

こうした取り組みは日本の大学はあまりやっていないのではないでしょうか。

2008年8月9日土曜日

欧州MBA in Barcelona と Manga Room

Euro MBAの会で紹介いただいたKさん、Sさんとバルセロナでディナーをすることができました。お二人とも、今年からIESEに入学される予定で、今はSpain語の語学学校に通っているそうです。やはり生活する上では、スペイン語が必須ということらしい。こちらにきて思ったのは、「英語が通じないこと」=「けっこう大変」。ひさびさにこの経験をしました。今までは仕事で語学で苦労するといっても、英語での苦労でしたが、やはりスペインにくると英語が通じない-通じているのかもしれないけど、スペイン語をしゃべってほしいと思っているのか。

それから、IEを卒業されたのち、バルセロナで漫画喫茶(Manga Room)を起業されたOさんともその翌日食事をすることができて、とても楽しいひとときを過ごしました。スペインでも日本の漫画は大人気。ただ、そこに目をつけたのは中国人で、彼らが漫画の小売りをだいたいはやっているとのこと。自ら「自分は日本人だ」と名乗っているそうで、このあたりもとてもしたたか?です。Oさんは、日本の文化は日本の手で広めることを目的に、Manga Roomを数ヶ月前に起業されました。すでに毎日くるヘビーカスタマーもいるようでして、今後の事業の成長が楽しみです。

話は変わりますが、カザ・バトリョを見学したとき、Ukiyo-e、そう日本の浮世絵の展示会も併設していました。けっこうみんなじっくりとひとつひとつの絵に見入っていて、浮世絵の関心度も高いなあと感心しました。浮世絵のとても大衆的なコーナーではすごく盛り上がっていました(笑)。浮世絵も人気。その伝統を受け継いだ漫画もやはり人気です。

スペインの最後はバルセロナ

言わずと知れた、ガウディ作で未完の「サグラダ・ファミリア大聖堂」。この大聖堂の東側、南側、西側が、それぞれキリストの「生誕」、「栄光」、「受難」を表していて、建物をぐるっと回ると物語ができあがるというわけ。さすが、ガウディ、考えることがイノベーティブです。

ガウディ作、「カザ・バトリョ」。これもまたイノベーション満載の建物です。ガウディさん、地中海にインスピレーションを感じたようでして、建物のすべてが波のような流線で形作られています。バトリョさんの邸宅だったらしいですが、竜宮城で生活しているような日々だったのではないかと勝手に想像しています。

これまた、ガウディ作、「カザ・ミラ」。地元では「ラ・ペドレラ=石切り場」と呼ばれているのだとか。建物自体は巨大の石のようなイメージです。写真は、この建物の屋上でして、ジェットコーストアーのように波打っていてとても特徴的です。

天才建築家ガウディの作品が立ち並ぶバルセロナですが、ガウディだけではありません。建築家モンタネールもいますし、芸術でいえば、ピカソ、ミロもいます。上記の建造物はすべて世界遺産ですが、ほかにもたくさんあって、とても一度言っただけでは見切れないなと思いました。文化的にとても豊かな街です。

そのおかげで、街中、観光客で溢れかえり、どこも行列だらけで、言い過ぎかも知れませんが、街ごとディズニーランドのような状況です。サグラダ・ファミリア大聖堂に至っては、2時間待ちですから。

バルセロナは、そうした過去の遺産だけで食ってこうとするだけでなく、未来に向けた都市開発もきちんとやっていると感じます。

たとえば、水辺の使い方も上手で、職・住接近の高層ビルと巨大な海水浴が整備されています。一昔は荒廃した地区だったそうですが、今や活気あふれる場所になっています。

国際的なカンファレンスの需要も相当高いようです。まあ、それも納得がいきます。世界遺産がたくさん見学できて、そばには海水浴、降り注ぐ太陽、そしてホテルやカンファレンス用の設備もばっちり整っているとくれば、誰でもバルセロナを選んでしまうでしょう。そういえば、うちの会社のトレーニング開催地のひとつがバルセロナでして、同僚は「最高!」と言ってましたっけ。

その上、バルセロナでは「未来都市計画」が展開中です。2010年までに2000億円弱ほど使って、国内外の建築家を集めて、いくつもの芸術的で近代的な建築物をつくるのだとか。すごいです。

数日観光しただけで負の面はまだ見えませんでしたが、新しい都市を創り出していこうとする気概をいたるところで感じることができたバルセロナでした。

Posted by Picasa

2008年8月4日月曜日

旅行もパソコンと共に

今回の旅行には、学校への提出物があったのでノートパソコンをお供させているのですが、これが大正解です。

多くのホテル/ホステルがインターネット対応(^-^)
けっこうエコノミナーな宿でも、全館Wi-Fiが入っていたりとインターネット環境は旅行者にも大変充実しています。インターネットが部屋から使えなかったとしても、必ず共有のPCが自由に使えるようになっていたりするものです。僕が今回泊っている宿も全て、自分の部屋からブロードバンドでインターネットに接続できています。ということは、旅行者もけっこうノートPCを持ち歩いているといえるかもしれません。実際、空港でもちらほらとパソコンを開けて作業している旅行者をみかけます。学生のころヨーロッパ旅行した10年前と比べると、大きな変化だと思います。

旅行しながらインターネットで柔軟な旅行設計&情報収集(^-^)
PCを旅行にもってくるメリットは何でしょうか?なんといっても、旅行プランを柔軟に変えられることと、リアルタイムで必要な情報を追加で調べられることです。

最近は、ネット経由でホテルや空港券の手配が簡単にできるうえ、かなり直前まで日程をずらすことができます。だから、実際に現地にきてみて、旅行プランを簡単に変えられるのです。簡単に、ということころがミソです。昔でも、ちゃんとホテルや旅行会社に電話すれば変更できるのでしょうが、自分のPCでクリックを繰り返すだけで変更できるのは何ともありがたいことです。今回の旅行も、コルドバにも行こうと思っていたのですが、もう少しのんびり旅行しようかなと急に気分が変わり、スキップ。

それから、ネット検索が必要に応じてできるというのもうれしい限り。現地で見たり聞いたりと体験して、ちょっと疑問に思った事でも、宿に帰ってググれば、一発で解決。ガイドに聞くのもよし、自分の持っているガイドブックを読むのもよし、さらにインターネットで深く調べてみるのもよし、です。また、宿を決めるときも口コミサイトがありますから、そんなのを見ながら、自分の体調に合わせて選べるのもいいと思います。こうした口コミサイトは、実際に宿に行くとかなり正確に記述してあるなと実感しますので、ものすごく役に立ちます-やはりガイドブックの記述だけだとホテルの負の部分はわかりません。

もうひとつ。このブログの発信、メールの送受信、スカイプで電話ができるのも忘れてはいけないメリットです。

日本のガイドブックはNon-Internetワールド (>_<)
日本から持ってきたスペインのガイドブックは、まだまだオールドエコノミー的なガイドブックで。このあたりもう少し進化するとうれしいかぎりです。たとえば、
  • 上記の宿の口コミサイトに関する記述がない
  • 口コミサイトだけでなく、他にも有益なサイトはもっとありそう
  • ネットで申し込むVuelingという格安航空会社が便利だがほとんどその記述がない
  • 航空券のチケットレスが進んでいる中、いまだに航空券の様式の説明を丁寧にしている
  • スペイン国鉄Renfeのネット経由の申し込みはかなり難しいが、そのガイドがない

などなど。日本の大手旅行代理店に気を使っているのでしょう。上記のネットサイトたちは、ある意味で、日本の旅行代理店を中抜きしていくことになりますから。いずれにしても、旅行のやり方もインターネットの普及によって変わったなあと実感しています。まだまだインターネットを使った便利な旅行方法があると思いますので、どなたかご存じでしたら、教えてください!

2008年8月3日日曜日

アルハンブラ宮殿


壁、天井一面に精緻な装飾がビチーッと施されていて、それこそ気の遠くなるような作業だったと容易に想像がつきます。だからこそ、神秘めいた雰囲気が醸し出されるのでしょうね。


宮殿からみる、イスラム住民地であるアルバイシン地区。白い街並みが丘陵に。日差しを反射するために白いのだとか。それほど治安は良くない場所だそうで、ひとりで歩くと首を絞められます。ガイドの人に脅されました。


美しくどこまでも広がる高台の庭園。 いたるところに噴水や水のせせらぎがあり、その涼しげな音をききながら、美しい庭園をみるのも楽しい。


夜のアルハンブラ宮殿。宮殿内は楽園のようだけど、でもじつは外からみれば要塞-しっかりとキリスト勢から守ります。おとぎ話に出てきそうな「内」と戦争を想起させる「外」とのコントラストがなんとも不思議な感覚で、これもまた魅力。

グラナダ:イスラム王朝とレコンキシタ

マドリッドからぐーっと南下してきまして、イベリア半島のシエラ・ネバダ山脈の麓、グラナダにきています。イスラム建築の最高峰とされるあのアルハンブラ宮殿がある歴史的には超重要都市のひとつ。このグラナダが最も繁栄したのは、イスラム王朝ナスル朝のときだといわれています。1250年からの約250年間。というわけで、マドリッドと比べると、同じスペインとは思えないほど、イスラムの異国情緒溢れる街並が広がります。35度を超える炎天下を歩いていると、ときどきアラビアンな小さな店があり、そこに入ると、少し薄暗くなっていて、空気もひんやりしていて気持ちがいい。日本の風鈴のようなちりりんとした音と共に。汗もすーっとひいていく。ちょっと贅沢なひとときです。

さて、そのナスル王朝も最後は、南下してくるカトリック勢に追いやられてしまう。カトリック側からみると、もともと自分たちの領土を回復したということで、レコンキシタ(国土回復運動)と言われるそうですが、このレコンキシタの長期的な時間軸には驚かされます。722年のコバドンガの戦いから始まり、1492年までの800年!という途方も長い時間をかけたわけですから。それはもちろん、カトリック勢も内紛やら様々な情勢不安定を抱えていた時期もあるわけですが、結局は1世紀弱という時間をかけて、イスラム勢をイベリア半島から追い出してしまったわけです。企業の寿命は30年とも最近は言われていますが、現代の企業の時間感覚からすると、とてつもなく長期的なスパンで物事を成し遂げているなあと思います。この宗教のパワーは何なんだと思うわけです。

企業戦略で、ミッション・バリューというと、その企業の普遍的な使命や、行動規範、原理原則のようなものを示しますが、ミッション・バリューを共有できている企業はとても強い。たとえば、常に現場改善を行動規範とし、社員のひとひとりがそれを実践するトヨタ。Our Credo我が信条で有名なジョンソンエンドジョンソンなどなど。宗教というのはよく考えてみると、ミッション・バリューの共有そのものなわけで、このあたりに1世紀弱にも及ぶレコンキシタを遂行させるパワーの源があるのではないかと勝手に想像しています。ミッション・バリューの浸透のさせ方について、企業も宗教にもっと学ぶ余地があるのではないかと思います。

マドリッドの美しい街並み-そうだ歴史を勉強しよう!

Palacio Real 王宮でございます。

Plaza Mayor マヨール広場。

Almudena大聖堂。1883年に着工し、1993年にようやく完成だそうです。

強烈な青い空とをバックにして、華やかな歴史的建造物が見事に映えます。そのうえ、空気がキーンと澄みわたっていて、モニュメントの色彩が鮮やかにみえるのです。見事な風景です。こんなのに何日か囲まれていると、当然歴史を勉強したくなるわけで、これをきっかけに、ウェブをいろいろと読み耽っています。

思い起こせば、僕は大学受験のときのセンター試験は「世界史」選択でした。理系でしたので、普通はなじみのある「日本史」や、簡単といわれていた「政治経済、倫理」などを選択して、カタカナも多くてちょっとヘビーな「世界史」は敬遠されがち。「世界を知らなきゃ」ということで敢えて選んだのですが、1月の試験の1か月前模試で、100点満点中たしか30点代で、ようやくおしりに火がついたのを思い出します。

焦ると人間勉強するもので、そして勉強しだすと、その科目がとても面白くなるわけで、1月の正月休みは、世界史ばっかり勉強していました。そう、世界史面白くてハマってしまったのです。断片的な事象が大きなストーリーのもとに解釈できる喜びが、物理的な様々な現象が運動方程式ひとつで説明できてしまう感動に通じるものがありました。おかげで、「世界史」はぐーっと点数はあがりました(でも、理系だったにも関わらず、「数学」がぼろぼろでしたが)。

しかし、それも今は昔。当時勉強したことを全てきれいさっぱりと忘れてしまっている自分に唖然としています。今回の留学では、せっかくの機会なので、教養として、歴史への造詣を深めていきたいと思っています。

2008年8月1日金曜日

フラメンコ@CORRAL DE LA MORERIA

フラメンコを楽しめる店のことをタブラオというそうなのですが、マドリッドのタブラオのひとつ、コラル・デ・ラ・モレリアへ行って参りました。やはりスペインのエンターテイメントといえば、フラメンコですから。やはりお国がらが出ますよね。熱狂的なサッカー、生死をかけた闘牛、各地のフィエスタ(お祭り)、そして魂のフラメンコといい、喜怒哀楽の激しい国のようです。

さて、はじめての本場フラメンコ体験。女性の踊り手の切に何かを訴える表情、男性の踊り手の突き刺すような視線をみていると、なんとも大人の雰囲気を感じるわけです。でも、ふと手元のパンフレットをみると、それぞれ1987年生まれ、1982年生まれと書いてあるではないですか!若い!!このような、芸術、そしてスポーツもそうですが、かなり年齢層が低いところでピークを迎える分野があるわけですが、それに比べてビジネスという分野は、20代でおしまいということはなく、かなり長期戦で臨めるのでちょっとほっとします。

次はより本場であるグラナダでも、タブラオに行ってみたいと思います。

Real Madrid C.F.の本拠地

レアル・マドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムを少しだけ見学。

面白いのは、試合をやっていないとき、観客席のところに張り出すように、レストランやカフェができていること。写真に写っているのは、レアルカフェ。広いグラウンドを見渡しながら、食事をするのは気持ちがいいでしょうね。

固定費がかかっているビジネスの場合、稼働率を上げるのは、経営の鉄則。ですから、試合をやっていないときのグラウンドおよび座席はとてももったいないわけで、レストランをやることによって少しでも稼働率を上げているわけですね。





Posted by Picasa